2012年12月30日
今年を振り返る 2012
こんばんは~!
今年もいよいよ差し迫ってきましたね。
実は私、この春から釣行の度に写真を撮る事を始めていました。(といっても携帯ですけどねw)
当時はまだブログをやる気も無かったのですが、記録として何となく残しておきたかったんです。
ということでせっかくなのでほんの一部ですが数枚ここで紹介させて頂きたいと思います。
蛍さんとの4月の真冬の渓で開幕した今シーズン。
気のせいかもしれませんが、今年は心無しか春が遅かった気がしました。
あんまり寒いんで弱気になって湖でニジと戯れたりも。

花々が彩りを纏い、ようやく春らしくなって来た5月。

地図と睨めっこをしながら去年まで行ったことの無かった未開の河川を次々と一人釣り歩く日々。
後から聞いたところそれらの河川は有名な支流ばかりだったことがわかりましたが、こちとら素人、
そんな事ぁ知りませんものねー。
あくまでも私にとっては未知のフィールドへの冒険であり。楽園発見の連続で一人興奮していました(笑)
そんな釣行の中、ここぞというポイントで策を練って釣り挑み「マグレじゃない」と初めて思わせてくれた厳つい一匹。

とは言えきっとホントにたまたま、状況と釣り方がマッチしただけの事なのですが(苦笑)
それまでは一辺倒のスタイルで通していた"釣り方"を一から考え直すいいキッカケとなりました。

新緑が匂い立つように萌える6月。
去年夏場、メジロアブに襲われたり竿を折ってみたり、行く度に様々な悪いドラマを起こしていた曰く付きの河川をリベンジ。
兄と共に気負いつつ川へ向かうと、道中で熊を目撃。
その上川について着替えていると兄の服にトリプルフックが絡みつき、取ってあげようと動いたとたん、
ジムニーのバックドアに私の竿が挟まれクラッシュ!(爆)
この川で二度目の竿折損、やっぱり呪われているのかと思いつつその日は仕方なしに
兄の車にあった8.6フィートのシーバス竿にミッチェルを付けて支流を豪快に釣り上がりました。(笑)

しかし悪いことが起こるほど意地になる私はどうしてもリベンジをしなければ気が済まず、
その後何度か通いましたが、その時は驚くほど快適に釣り上がることが出来、
釣果も上々でほっと胸をなで下ろしました。今となっては思い入れの強い大好きな河川です。
7月初旬、若干水は少ないもののコンディションは引き続き上々。

竿もグラス竿に変わり、良型も多くつ釣れ、改めてこの釣りの楽しさを奔放に味わう事ができました。

この時期、それまでは腹をさく程度しかやったことの無い自分が、初めて自分で捌き岩魚の刺身(ルイベ)を作ってみました。

あまりの旨さ・甘さに笑いが止まらなかったのを今でもよく覚えています(笑)
そして迎えた酷暑の8月、空が雨など一切忘れてしまったかのように河川を瞬く間に干上がらせましたね。
そんなタフコンディションの中、私たちアングラーは水のある場所を求めて各地に奔走しました。

ボーズで帰る釣行が相次ぐ中でしたが、数こそ少ないながらもかろうじてヤル気のあるタフな面々に遊んでもらえました。


9月。
相変わらずの酷暑で干上がったままの河川。
それでも、構うことなく上流域では少しずつ秋の装いを始めていました。

こいつは本当に綺麗だったなぁ・・・

風邪をこじらせてしまい、せっかく休みだった最終日を飾る事は出来ませんでしたが、
全体を通してみると本当に充実したシーズンでした。
以上。結構写真貼っつけてしまいましたが、これでもほんの一部です。
来年もより一層腕に磨きをかけ、精進してまいりたいと思いますのでお付き合い宜しくお願いします!
それでは!皆さん良いお年を!!^^ノ

今年もいよいよ差し迫ってきましたね。
実は私、この春から釣行の度に写真を撮る事を始めていました。(といっても携帯ですけどねw)
当時はまだブログをやる気も無かったのですが、記録として何となく残しておきたかったんです。
ということでせっかくなのでほんの一部ですが数枚ここで紹介させて頂きたいと思います。
蛍さんとの4月の真冬の渓で開幕した今シーズン。
気のせいかもしれませんが、今年は心無しか春が遅かった気がしました。
あんまり寒いんで弱気になって湖でニジと戯れたりも。

花々が彩りを纏い、ようやく春らしくなって来た5月。

地図と睨めっこをしながら去年まで行ったことの無かった未開の河川を次々と一人釣り歩く日々。
後から聞いたところそれらの河川は有名な支流ばかりだったことがわかりましたが、こちとら素人、
そんな事ぁ知りませんものねー。
あくまでも私にとっては未知のフィールドへの冒険であり。楽園発見の連続で一人興奮していました(笑)
そんな釣行の中、ここぞというポイントで策を練って釣り挑み「マグレじゃない」と初めて思わせてくれた厳つい一匹。

とは言えきっとホントにたまたま、状況と釣り方がマッチしただけの事なのですが(苦笑)
それまでは一辺倒のスタイルで通していた"釣り方"を一から考え直すいいキッカケとなりました。

新緑が匂い立つように萌える6月。
去年夏場、メジロアブに襲われたり竿を折ってみたり、行く度に様々な悪いドラマを起こしていた曰く付きの河川をリベンジ。
兄と共に気負いつつ川へ向かうと、道中で熊を目撃。
その上川について着替えていると兄の服にトリプルフックが絡みつき、取ってあげようと動いたとたん、
ジムニーのバックドアに私の竿が挟まれクラッシュ!(爆)
この川で二度目の竿折損、やっぱり呪われているのかと思いつつその日は仕方なしに
兄の車にあった8.6フィートのシーバス竿にミッチェルを付けて支流を豪快に釣り上がりました。(笑)

しかし悪いことが起こるほど意地になる私はどうしてもリベンジをしなければ気が済まず、
その後何度か通いましたが、その時は驚くほど快適に釣り上がることが出来、
釣果も上々でほっと胸をなで下ろしました。今となっては思い入れの強い大好きな河川です。
7月初旬、若干水は少ないもののコンディションは引き続き上々。

竿もグラス竿に変わり、良型も多くつ釣れ、改めてこの釣りの楽しさを奔放に味わう事ができました。

この時期、それまでは腹をさく程度しかやったことの無い自分が、初めて自分で捌き岩魚の刺身(ルイベ)を作ってみました。

あまりの旨さ・甘さに笑いが止まらなかったのを今でもよく覚えています(笑)
そして迎えた酷暑の8月、空が雨など一切忘れてしまったかのように河川を瞬く間に干上がらせましたね。
そんなタフコンディションの中、私たちアングラーは水のある場所を求めて各地に奔走しました。

ボーズで帰る釣行が相次ぐ中でしたが、数こそ少ないながらもかろうじてヤル気のあるタフな面々に遊んでもらえました。


9月。
相変わらずの酷暑で干上がったままの河川。
それでも、構うことなく上流域では少しずつ秋の装いを始めていました。

こいつは本当に綺麗だったなぁ・・・

風邪をこじらせてしまい、せっかく休みだった最終日を飾る事は出来ませんでしたが、
全体を通してみると本当に充実したシーズンでした。
以上。結構写真貼っつけてしまいましたが、これでもほんの一部です。
来年もより一層腕に磨きをかけ、精進してまいりたいと思いますのでお付き合い宜しくお願いします!
それでは!皆さん良いお年を!!^^ノ

2012年12月28日
靴の話
ども♪
今日からお休みのくろねです。
ヒグマのような後輩にボードに誘われていましたが、
昨日の忘年会で熱燗をやっつけ過ぎて体が動かないのでお断りしました。
せっかくの快晴だったのに勿体無かったかな~。
昼前にようやく起き上がり、ウェーディングシューズを修理に出していた事を思い出したので秋田の釣具屋さんに向かう事に。

やっぱり雪道怖ぇえええ:(((;゙゚'ω゚'):))
免許とって何年経とうが、たとえ車屋だろうが、怖いものは怖いんです!ヽ(`Д´;;)ノ
ふらふらズルズル挙動不審な運転をしつつ、なんとか無事ピカピカに治った靴を回収し、
ルアー2つばかり購入して帰ってまいりました!
ちなみに修理の内容はお決まりのフェルトソール交換。
”自分でやれよっ”て方もおられるかもしれませんが、失敗したくなかったもので(汗笑
・・しっかし市内は道悪いですね~;;;
低速だっていうのにぶるんぶるんがったんがったん車体ぶれまくりですもの。
漏らしそうになりましたよまったく(何

Foxfire LTWウェーディングシューズ
これが私の愛用靴です。
購入時、本当はサイドジップのやつが欲しかったんですがさすがに+8000円は手が出ませんでした(笑)
派手なオレンジは好みの分かれるところとは思いますが、比較的安価な割に機能性はだいぶいいんですコレ(私的にね)。
メーカーサイトの売り文句では、沢靴らしい細身のフォルムで軽く柔らかく丈夫でへつる・登るの現流域に持って来いのコンセプトだそうな。
こまい事ぁわかりませんが、実際細いので岩の間につま先ねじ込みやすく、屈曲性もあり軽いので足取りも軽快ですね。
そしてなにより気に入ってるのがフィッティングの良さ!
足入れ口んところにネオプレーン素材が使われ、紐のアイレットがやたら多いので足の形を問わず締め具合が自在です。
あ、、別に私はFoxfireの回し者ではありませんよ(笑)
基本私、剛性や足の保護の事は後回し。
険しい流域での軽快なフットワークと足の裏への違和感の無い接地感を最重要視しています。
(ちなみにこれを買う前はマズメのキャンパス地のを使っていました。)
この靴の難点はやっぱりフェルトの減りが早い事ですかね。
とはいえこればっかりはピンフェルトじゃないのでどれもそんなもんなのかもしれませんが。
・・・でも、たった1シーズンですよ?w
そりゃぁそこそこ強引な使い方もしてましたけど・・さすがに、ねぇ~?(´д`)

という事でピンフェルトのソールに交換して貰いましたv
当初の予定より修理の値段がお高くなってしまいましたが・・・それは考えない事にしておきましょう(爆)
これで来シーズンも心おきなく楽しめそうです^^
あ~ぁ、早く解禁せんかな~。。
今日からお休みのくろねです。
ヒグマのような後輩にボードに誘われていましたが、
昨日の忘年会で熱燗をやっつけ過ぎて体が動かないのでお断りしました。
せっかくの快晴だったのに勿体無かったかな~。
昼前にようやく起き上がり、ウェーディングシューズを修理に出していた事を思い出したので秋田の釣具屋さんに向かう事に。

やっぱり雪道怖ぇえええ:(((;゙゚'ω゚'):))
免許とって何年経とうが、たとえ車屋だろうが、怖いものは怖いんです!ヽ(`Д´;;)ノ
ふらふらズルズル挙動不審な運転をしつつ、なんとか無事ピカピカに治った靴を回収し、
ルアー2つばかり購入して帰ってまいりました!
ちなみに修理の内容はお決まりのフェルトソール交換。
”自分でやれよっ”て方もおられるかもしれませんが、失敗したくなかったもので(汗笑
・・しっかし市内は道悪いですね~;;;
低速だっていうのにぶるんぶるんがったんがったん車体ぶれまくりですもの。
漏らしそうになりましたよまったく(何

Foxfire LTWウェーディングシューズ
これが私の愛用靴です。
購入時、本当はサイドジップのやつが欲しかったんですがさすがに+8000円は手が出ませんでした(笑)
派手なオレンジは好みの分かれるところとは思いますが、比較的安価な割に機能性はだいぶいいんですコレ(私的にね)。
メーカーサイトの売り文句では、沢靴らしい細身のフォルムで軽く柔らかく丈夫でへつる・登るの現流域に持って来いのコンセプトだそうな。
こまい事ぁわかりませんが、実際細いので岩の間につま先ねじ込みやすく、屈曲性もあり軽いので足取りも軽快ですね。
そしてなにより気に入ってるのがフィッティングの良さ!
足入れ口んところにネオプレーン素材が使われ、紐のアイレットがやたら多いので足の形を問わず締め具合が自在です。
あ、、別に私はFoxfireの回し者ではありませんよ(笑)
基本私、剛性や足の保護の事は後回し。
険しい流域での軽快なフットワークと足の裏への違和感の無い接地感を最重要視しています。
(ちなみにこれを買う前はマズメのキャンパス地のを使っていました。)
この靴の難点はやっぱりフェルトの減りが早い事ですかね。
とはいえこればっかりはピンフェルトじゃないのでどれもそんなもんなのかもしれませんが。
・・・でも、たった1シーズンですよ?w
そりゃぁそこそこ強引な使い方もしてましたけど・・さすがに、ねぇ~?(´д`)

という事でピンフェルトのソールに交換して貰いましたv
当初の予定より修理の値段がお高くなってしまいましたが・・・それは考えない事にしておきましょう(爆)
これで来シーズンも心おきなく楽しめそうです^^
あ~ぁ、早く解禁せんかな~。。
2012年12月27日
それでも私は魚籠を下げる
さて、実は今回はちょっと自分の中では重いテーマ。
Release or Eat (リリースかキープか)のお話。
渓流ルアー&フライと言えばリリースがもはや無言のマナーとさえ思われる風潮である昨今。
トラディショナルな紳士の釣りというイメージに代表される様に、
この釣りをする人間は確かに他の釣りに比べて自然保護・資源保護の観念が色濃いように感じる。
乱獲をする一部の餌釣師に嫌悪を抱くあまりの裏返しというのも、少なかれそれに含まれているのは事実だろう。
無論その思いは私とて同じ。
出来る限り人工物で川を汚したくない。貴重な水産資源を守っていきたい。。。
がしかし、
それでも私は魚籠を下げる。
簡単に言ってしまえばそう、基本的にリリース派では無いのだ。
実は私は、これまでの人生で魚はずっと苦手だった。
見る分には良いが、食べるのも骨だらけで苦手、触るのも生臭くて苦手、
なんなら釣りどころかそうしたアウトドア全般に苦手意識を持っていた。
しかし社会に出て、自分の趣向を無意識に固めてしまっている小さな自分の背中に気付いてしまった。
世界には色々な素晴らしさがあるというのに、それには目を伏せ、
自分の枠を自分で勝手に決め込んで可能性を遮断してしまっている愚かな己に気付いてしまった。
"折角生かされているんだから、何にでも挑戦してみよう。"
そう決意し、始めたもののひとつがこの渓流ルアーという釣りだった。
始めた頃は特に何も考えず、釣った魚を持って帰ると家族が喜んで食べてくれたのでそれで良いと思っていた。
しかし、少ないながら知識を蓄え始め、現代の河川資源の希少さを自覚し、
私も一時他の方々がそうされているように全てリリースする時期があった。
だが、
手のひらから流れに戻ってゆく弱った魚のその頼りない背中を見て、またもや私は考えてしまった。
その傷が致命傷では無かったにしても、自分は"イタズラに魚に傷をつけてしまっているのだけではないか?"
"食料にもしない、必要としていないはずの「命」を勝手なエゴで弄んでいるだけの行為ではないのか?"
そんな思想の果て、私は"命の責任を取る"という意識の元、
自分がその日食べられる分に関してはなるべく持ち帰り食すという道を選んだ。
ペット以外の動物の命の重さが感じにくい現代、どんなにエラそうな事を言っても私とて例外ではない。
だからこそ、生きた魚体を自分の手で捌き食す事で、そのかけがえの無い命を奪い
”生かされている"事を自覚する必要があると思った。
それでこそこの「釣る」という行為に対して自分の中で「筋」が通ると考えた。
簡単に言えば、
「食う為に釣る」に近い思想。
だがかといってそれでは、「じゃあ必要な分釣ったらもう帰りゃいいじゃん」という話である。
正解!その通り!(笑)
でも悲しいかな理想を頭では考えられてもやはり私も所詮この釣りの中毒者。
そこまで割り切れる程悟ったフリなど出来はしない。(含笑)
やっぱり探究心の湧き上がるまま、楽しみたい!上達したい!
そんな葛藤をしつつ、今は複雑なレギュレーションを無意識に自分の中に設定しつつ、
キープとリリースを区分けしながら釣りをしている。(これも言ってしまえば個人的なエゴに過ぎないんですけどね;)
「いやいやいや、別にそんな難しく考える必要ねーだろ!」と、
釣り仲間にこの話をしたらきっと笑われてしまうだろうけども。
今でも正直リリースしている仲間の横でキープしている自分の行為に、
恥じるわけでも罪悪感に縛られるわけでも無いのだが、やっぱりちょっと複雑な気分ではある。
おそらくリリース派のその仲間達から見ても、私のその姿を見るのは複雑な気分なのだろう。
しかし私は現在、このスタンスを変える気にはならない。
こんな風に面倒な事を細かく考える必要など本当はきっと無いのかもしれないが、
私は小さな事でも考え続ける釣り人でありたいと思っている。

(追記)
あっ、
かつて魚が苦手とかなんとか書きましたが、今となっては純粋に大好物です(笑)
そもそも嫌々食うなんてことしたら魚に失礼ですしねw
立ち上げて間もないのにどろどろディープな内容ばっかりですいません!(爆)
でもこの題材は、自分の考えをまとめるためにもいつかはしっかり文章にして置きたいと前々から思っていたもんで。。。
次は多分アホみたいにゆる~い内容になると思いますが拍子抜けせんで下さいね(笑)
それではまた!ノシ
2012年12月26日
竿の話
今日は休日だったのでひとりでスノボーしに行ってまいりました。
きっとクリスマスだからカップルがうじゃうじゃいるんだろうな・・なんて事を思って着いてみたら。。。
!((((;゚Д゚))))・・・
カップルどころか猛吹雪視界ゼロ!(汗);;;
そら人自体少ないわけだw
それでもせっかく微妙な遠出してしまったので(迂闊;)、きっちり券買ってラストまでこなしてきましたよ。
くたびれた~(´Д` )
と。。まぁ余談はコレぐらいにして本題に入りますね。(笑)
昨日に引き続き道具の話です。
今日はロッド編。
さて、ロッドの話をするからにはミッチェルのように「単純に思い入れです」と紹介するわけにもいきません。
何しろ竿ほどその人その人の釣りのスタイルを代表している物も無い(と思っている)ので。
事実、たった3年程の釣り歴の私ですが、スタイルの変化に伴い何本か竿を変更して来ました。
私の竿の経歴は、
まず1年目、【スミス・マジカルトラウト50HUL】
この竿は硬すぎず柔すぎず、今流通している主流のルアーを扱うにはバランスのとれた竿だった記憶があります。
(とは言え実は最初に持ったのはスミスのもっと古い竿でしたが、速攻折ったのでカウントに入れません(笑))
有難いことにミッチェルの馬鹿デカイ足(リールフット)も受け入れてくれる設計で、特に苦労せずに扱えましたが
リールシートの材質の今時感が好みで無く、後半ラインをPEに変えたところトラブルだらけになってしまいました。
(単純にキャストが下手なせいだったんですけどね(苦笑))
そして2年目⇒【自作竿50UL】→【アンリパ・シルファー53L】
上記の不満点を解消すべく竿の買い替えを検討しましたが、資金もそれ程溜まっておらず、
ミッチェルのデカ足に合う物が市場に見当たらなかったので自作する事を決意しました。
ちなみに当ブログのトップに貼ってある竿がそれです。
材料は中古でお安く手に入れた長いカーボン竿。
テーパー・硬さを考慮しながら前年の竿のフィーリングと同等になるよう加工し、
PEの糸絡みを防ぐ為にチタンKガイドを取り付けました。
何しろ初めての作業。不安でいっぱいでしたが素人作業ながらそれは思った以上に出来が良く、
それはそれはテンションが上がりました。
その上、流行に流されるまま私自身も持ちルアーが段々とヘビーシンキングになりましたが、
アクションの面で若干物足りない感はありましたが、それでもキャストは全く問題無し。
実は夏場うっかり竿先を折ってしまい、悲しい事に4.9フィートになってしまったのですが、
この竿は本当に素敵な思い出達を沢山連れてきてくれました。
ところが夏のボーナスを迎え、無論自作竿は気に入ってはいたものの物欲が抑えられず(笑)
シルファー53Lを購入。
シャープな振り抜け、飛距離、ティップ感度の良さ、バットの強さ。
それはヘビーシンキングを扱う事に関しては素晴らしい性能を持ち、私は雑誌に書いてあるままに
流行のハードロッド+PEライン+ヘビーシンキングミノーを使い、
狙ったレンジにドーンと沈めて鬼トゥイッチというバリバリのイマドキスタイルで釣りをし続けシーズンを終えました。
ホント、、雑誌に影響されすぎですよね(笑)
そして三年目(今年)⇒


シーズンが開けて暫くは前年と同じバリバリスタイル(笑)で釣りを続けていましたが、そんな中でも様々な疑問や思惑が交錯していました。
確かにこのスタイルはレンジも狙いやすく、感度も良く、硬い為多少バラしがあるもののその力強さ故掛かった後の安心感もある。
だが、、果たしてこれでいいのか?
自分の求めていた釣りの楽しさはこういう事なのか?
フッキング後、強引に巻いてあっさりと自分の元へ寄って来てしまった大物を見ながら、私はそんな事を考え続けていました。
そして気がつけば夏のボーナス到来!(また物欲シーズン到来www)
「そうだグラス竿だ!釣り味が良くてミッチェルに似合うのはやっぱりグラスだろう!!」
と..陽気に短絡的に考えたものの、いわゆるオールドのグラス竿といえばグネングネンのスローテーパー・・・
グラム問わず、それでトゥイッチなど、少なくとも私の様なものの技術ではとてもとても・・・。
そこで思い出したのが以前雑誌で見かけたジャパントラウト。
「グラス特有の粘りを持ちつつ、テーパーの工夫によりルアーアクションも自在」
すぐ食いつきました(笑)
実際この竿に変えてからというもの、想像していた以上に前にも増して釣りが楽しくなりました。
ちなみにライトアクションとは言えカーボンロッドのそれとは違い、だいぶ柔らかいです。
小物が掛かってもしっかり曲がり、視覚的にもわくわくします。
その為、ヘビーシンキングにばかり頼っていった釣り方も、徐々にスローシンキング~フローティングをメインに使いこなせるように進化。
柔らかいロッドでのキャストの仕方・ルアーの乗せ方、トゥイッチのかけ方はこんなにも手法が違うのか!という驚きがあり、
魚の釣り方という物を一から考える良いきっかけになりました。
単純に釣果に関しては去年の方が良い結果は残せましたが、
今年はスタイルの面で大きな変化があり、その影響で釣り方の概念も変わり、
去年よりも"狙って釣る釣り"に一歩近づけた有意義なシーズンでした。
来年はこのスタイルで、より細分化した誘い方を研究していきたいと思います。
きっとクリスマスだからカップルがうじゃうじゃいるんだろうな・・なんて事を思って着いてみたら。。。
!((((;゚Д゚))))・・・
カップルどころか猛吹雪視界ゼロ!(汗);;;
そら人自体少ないわけだw
それでもせっかく微妙な遠出してしまったので(迂闊;)、きっちり券買ってラストまでこなしてきましたよ。
くたびれた~(´Д` )
と。。まぁ余談はコレぐらいにして本題に入りますね。(笑)
昨日に引き続き道具の話です。
今日はロッド編。
さて、ロッドの話をするからにはミッチェルのように「単純に思い入れです」と紹介するわけにもいきません。
何しろ竿ほどその人その人の釣りのスタイルを代表している物も無い(と思っている)ので。
事実、たった3年程の釣り歴の私ですが、スタイルの変化に伴い何本か竿を変更して来ました。
私の竿の経歴は、
まず1年目、【スミス・マジカルトラウト50HUL】
この竿は硬すぎず柔すぎず、今流通している主流のルアーを扱うにはバランスのとれた竿だった記憶があります。
(とは言え実は最初に持ったのはスミスのもっと古い竿でしたが、速攻折ったのでカウントに入れません(笑))
有難いことにミッチェルの馬鹿デカイ足(リールフット)も受け入れてくれる設計で、特に苦労せずに扱えましたが
リールシートの材質の今時感が好みで無く、後半ラインをPEに変えたところトラブルだらけになってしまいました。
(単純にキャストが下手なせいだったんですけどね(苦笑))
そして2年目⇒【自作竿50UL】→【アンリパ・シルファー53L】
上記の不満点を解消すべく竿の買い替えを検討しましたが、資金もそれ程溜まっておらず、
ミッチェルのデカ足に合う物が市場に見当たらなかったので自作する事を決意しました。
ちなみに当ブログのトップに貼ってある竿がそれです。
材料は中古でお安く手に入れた長いカーボン竿。
テーパー・硬さを考慮しながら前年の竿のフィーリングと同等になるよう加工し、
PEの糸絡みを防ぐ為にチタンKガイドを取り付けました。
何しろ初めての作業。不安でいっぱいでしたが素人作業ながらそれは思った以上に出来が良く、
それはそれはテンションが上がりました。
その上、流行に流されるまま私自身も持ちルアーが段々とヘビーシンキングになりましたが、
アクションの面で若干物足りない感はありましたが、それでもキャストは全く問題無し。
実は夏場うっかり竿先を折ってしまい、悲しい事に4.9フィートになってしまったのですが、
この竿は本当に素敵な思い出達を沢山連れてきてくれました。
ところが夏のボーナスを迎え、無論自作竿は気に入ってはいたものの物欲が抑えられず(笑)
シルファー53Lを購入。
シャープな振り抜け、飛距離、ティップ感度の良さ、バットの強さ。
それはヘビーシンキングを扱う事に関しては素晴らしい性能を持ち、私は雑誌に書いてあるままに
流行のハードロッド+PEライン+ヘビーシンキングミノーを使い、
狙ったレンジにドーンと沈めて鬼トゥイッチというバリバリのイマドキスタイルで釣りをし続けシーズンを終えました。
ホント、、雑誌に影響されすぎですよね(笑)
そして三年目(今年)⇒


【テーパー&シェイプ・ジャパントラウト53L】
シーズンが開けて暫くは前年と同じバリバリスタイル(笑)で釣りを続けていましたが、そんな中でも様々な疑問や思惑が交錯していました。
確かにこのスタイルはレンジも狙いやすく、感度も良く、硬い為多少バラしがあるもののその力強さ故掛かった後の安心感もある。
だが、、果たしてこれでいいのか?
自分の求めていた釣りの楽しさはこういう事なのか?
フッキング後、強引に巻いてあっさりと自分の元へ寄って来てしまった大物を見ながら、私はそんな事を考え続けていました。
そして気がつけば夏のボーナス到来!(また物欲シーズン到来www)
「そうだグラス竿だ!釣り味が良くてミッチェルに似合うのはやっぱりグラスだろう!!」
と..陽気に短絡的に考えたものの、いわゆるオールドのグラス竿といえばグネングネンのスローテーパー・・・
グラム問わず、それでトゥイッチなど、少なくとも私の様なものの技術ではとてもとても・・・。
そこで思い出したのが以前雑誌で見かけたジャパントラウト。
「グラス特有の粘りを持ちつつ、テーパーの工夫によりルアーアクションも自在」
すぐ食いつきました(笑)
実際この竿に変えてからというもの、想像していた以上に前にも増して釣りが楽しくなりました。
ちなみにライトアクションとは言えカーボンロッドのそれとは違い、だいぶ柔らかいです。
小物が掛かってもしっかり曲がり、視覚的にもわくわくします。
その為、ヘビーシンキングにばかり頼っていった釣り方も、徐々にスローシンキング~フローティングをメインに使いこなせるように進化。
柔らかいロッドでのキャストの仕方・ルアーの乗せ方、トゥイッチのかけ方はこんなにも手法が違うのか!という驚きがあり、
魚の釣り方という物を一から考える良いきっかけになりました。
単純に釣果に関しては去年の方が良い結果は残せましたが、
今年はスタイルの面で大きな変化があり、その影響で釣り方の概念も変わり、
去年よりも"狙って釣る釣り"に一歩近づけた有意義なシーズンでした。
来年はこのスタイルで、より細分化した誘い方を研究していきたいと思います。
2012年12月25日
リールの話
さて、
勢いでブログを立ち上げたは良いものの、
解禁もまだまだ遠いこの季節に何の話をしていいものか。。
という事でまずは私の使用している道具の話でも書いてみる事に。
今回は巻き物、リール編。
長文なのは愛着の深さ故なので勘弁して下さい(笑)

出会いはこの釣りに入門した年の秋。
「初めは使い勝手の良い間違いない物を」と、釣り全般においてのベテランである
先輩に頂いたアドバイス通り、まず私は最新の国産廉価リールでこの釣りに入門した。
実際それは扱いやすくトラブルレス。
渓流どころか釣りのひとつも経験の無い初心者の私にとってそれは重要なアドバンテージであり、
この釣りの魅力にどんどん吸い込まれていったのはそうした経緯有りきだと思う。
(不器用な私に釣りの手ほどきをしてくれ、今も親しくしてくれているその先輩には本当に感謝している。)
だがしかしそこは元来ひねくれ者で変態懐古主義(?)な私。
日を追うごとに釣果は増えているというのに、何故か全くと言っていい程そのリールに愛着が湧いてこなかった。
その原因は、癖のある物・味のある物にばかり惹かれる私の悪い性癖。
”自分らしいものを”と、各方面探して見つけたのがこのミッチェルというリールだった。
初めて見たとき、機能などさておき見た目一発で既にやられた。
骨董品の様な年代の代物というのにも関わらず、深い紺のボディや丸みを帯びたなフォルムが醸し出す上品な雰囲気。
それからすぐに、入門用にと買った最新の国産廉価リールを放り出してあっという間にに購入した。
そしてこのリールを手にした日から、ミッチェル408というリールについて手当たり次第情報入手する日々が続いた。
スピニングリール創成期・発展期を支えた老舗ブランドである事、スパイラルベベルギヤのハイスピード仕様で、
当時最新技術として注目されたプラナマチックオシュレーションという摩訶不思議な機構を備えている事、
ワンタッチでスプールを交換できること、ランディング時以外はストッパをかけないのが正式な扱い方である事、
ボディの紺色の塗料はフランス海軍で使用している物と同じである事、等等・・
知れば知るほど私はその得体の知れない魅力に引き込まれていった。
しかし、渓流ルアーフィッシングというジャンルの中で世間で人気のあるオールドリールといえば
アブのカージナルかこのミッチェル・・とはよく耳にはしていたものの、
所有者を探してみるとカージナルは確かに多いのに対してミッチェルユーザーは殆どいない現実。
「昔持ってたよ」、「一度使ったことある」という方は割といるのに、現在進行形で使用している人の少なさ。
もちろんメーカーが既に無いので修理部品の入手のしづらさも原因だろうが、それにしても一体何故だろうと思っていた。
使い始めてその理由がおぼろげながら見えてきた。
まず、ラインローラーが無い(もしくは小さい)為に、ナイロンラインが縒れやすい事。
次に、アンチストッパ釣法(ストッパをかけない)をする事で突然のバイトに当たりがとれずバラしてしまい、
かといってストッパをかけっぱなしにするとカリカリ音が煩い(カージナル以上)上にギヤの破損を早めてしまうという事。
また、金属製の重いベイルは抜群に返りが良いものの、バックハンドキャストの際には
その重さとアンチストッパ釣法が災いしてルアーが着水する前にベイルが勝手に返ってしまうのがよくある事。
その他にもドラグのムラ、糸絡み、部品の固定の甘さ、トリップレバー角度のシビアさ等、
”オールドリールらしい”といえば”らしい”トラブルの宝庫である事を身をもって知る事となった。
しかしそれでも尚、変態な私はこのリールを嫌いにはなれなかった。
しょっちゅう部品が壊れる度に調達に苦労もする事もあったが、
きっと散々苦労させられたもの程愛着が湧くものなのだろう。
いまだに飽く事無くこのリールと付き合い続けている。
例え私のようなへっぽこでも、長く付き合う事でトラブルを回避する技術も特性を活かす方法も自ずと身につくものだと改めて気づかされた。
今のところ他のリールを使いたいという気持ちは全く湧いてこない。
というよりも寧ろ、きっと私はこの釣りを続けている限りはこのリールを使い続けるようなが気する。
来年もまた、かけがえの無い思い出を釣りに行こう。
宜しくな、相棒よ。
勢いでブログを立ち上げたは良いものの、
解禁もまだまだ遠いこの季節に何の話をしていいものか。。
という事でまずは私の使用している道具の話でも書いてみる事に。
今回は巻き物、リール編。
長文なのは愛着の深さ故なので勘弁して下さい(笑)

mitchell 408
出会いはこの釣りに入門した年の秋。
「初めは使い勝手の良い間違いない物を」と、釣り全般においてのベテランである
先輩に頂いたアドバイス通り、まず私は最新の国産廉価リールでこの釣りに入門した。
実際それは扱いやすくトラブルレス。
渓流どころか釣りのひとつも経験の無い初心者の私にとってそれは重要なアドバンテージであり、
この釣りの魅力にどんどん吸い込まれていったのはそうした経緯有りきだと思う。
(不器用な私に釣りの手ほどきをしてくれ、今も親しくしてくれているその先輩には本当に感謝している。)
だがしかしそこは元来ひねくれ者で変態懐古主義(?)な私。
日を追うごとに釣果は増えているというのに、何故か全くと言っていい程そのリールに愛着が湧いてこなかった。
その原因は、癖のある物・味のある物にばかり惹かれる私の悪い性癖。
”自分らしいものを”と、各方面探して見つけたのがこのミッチェルというリールだった。
初めて見たとき、機能などさておき見た目一発で既にやられた。
骨董品の様な年代の代物というのにも関わらず、深い紺のボディや丸みを帯びたなフォルムが醸し出す上品な雰囲気。
それからすぐに、入門用にと買った最新の国産廉価リールを放り出してあっという間にに購入した。
そしてこのリールを手にした日から、ミッチェル408というリールについて手当たり次第情報入手する日々が続いた。
スピニングリール創成期・発展期を支えた老舗ブランドである事、スパイラルベベルギヤのハイスピード仕様で、
当時最新技術として注目されたプラナマチックオシュレーションという摩訶不思議な機構を備えている事、
ワンタッチでスプールを交換できること、ランディング時以外はストッパをかけないのが正式な扱い方である事、
ボディの紺色の塗料はフランス海軍で使用している物と同じである事、等等・・
知れば知るほど私はその得体の知れない魅力に引き込まれていった。
しかし、渓流ルアーフィッシングというジャンルの中で世間で人気のあるオールドリールといえば
アブのカージナルかこのミッチェル・・とはよく耳にはしていたものの、
所有者を探してみるとカージナルは確かに多いのに対してミッチェルユーザーは殆どいない現実。
「昔持ってたよ」、「一度使ったことある」という方は割といるのに、現在進行形で使用している人の少なさ。
もちろんメーカーが既に無いので修理部品の入手のしづらさも原因だろうが、それにしても一体何故だろうと思っていた。
使い始めてその理由がおぼろげながら見えてきた。
まず、ラインローラーが無い(もしくは小さい)為に、ナイロンラインが縒れやすい事。
次に、アンチストッパ釣法(ストッパをかけない)をする事で突然のバイトに当たりがとれずバラしてしまい、
かといってストッパをかけっぱなしにするとカリカリ音が煩い(カージナル以上)上にギヤの破損を早めてしまうという事。
また、金属製の重いベイルは抜群に返りが良いものの、バックハンドキャストの際には
その重さとアンチストッパ釣法が災いしてルアーが着水する前にベイルが勝手に返ってしまうのがよくある事。
その他にもドラグのムラ、糸絡み、部品の固定の甘さ、トリップレバー角度のシビアさ等、
”オールドリールらしい”といえば”らしい”トラブルの宝庫である事を身をもって知る事となった。
しかしそれでも尚、変態な私はこのリールを嫌いにはなれなかった。
しょっちゅう部品が壊れる度に調達に苦労もする事もあったが、
きっと散々苦労させられたもの程愛着が湧くものなのだろう。
いまだに飽く事無くこのリールと付き合い続けている。
例え私のようなへっぽこでも、長く付き合う事でトラブルを回避する技術も特性を活かす方法も自ずと身につくものだと改めて気づかされた。
今のところ他のリールを使いたいという気持ちは全く湧いてこない。
というよりも寧ろ、きっと私はこの釣りを続けている限りはこのリールを使い続けるようなが気する。
来年もまた、かけがえの無い思い出を釣りに行こう。
宜しくな、相棒よ。