開拓の日々 ~ハイシーズン奮闘記~

くろね

2016年08月10日 00:25


♪The Dells / Oh, What a Night








Oh, What a night~♪





終~わらな~ぁい♪ ヘ(๑´O`๑)ノ♬



こんにちは!!(●゜Д゜●)ノ

ここのところずっと開拓が”終わらない”くろねです(笑)


6~7月のハイシーズン、皆さま元気な渓流ライフを過ごされましたでしょうか?


私は同僚のTaruと共に、気が狂ったように未開拓の沢ばかり巡っておりました。w


すっかり釣行が溜まってしまい、何から書くべきか躊躇いを隠せませんが(自分で蒔いた種;)

ひとまず今回は動画を挿入したダイジェスト形式で綴ってみます。


※長文陳謝m(__)m



――――――――――――――――――――――――――――


まずは6月21日—―。

前日は秋田市内で会社の飲み会があった為、二日酔いの中以前一度だけ行ったことのある沢へ立ち寄る。

行ったことがあるといっても、釣りを始めたばかりの頃に兄に連れて行ってもらっただけ。

なので渓相も退渓点も何にも覚えちゃいない、実質開拓釣行だった。


―――現場到着。






最高の渓相—。


天候・水量問題無し!


ただちょっとだけ

胸やけ吐き気頭痛立ち眩み足が重くて上がらない程度である。


問題無し!!(皆さん飲み過ぎには気をつけましょう;)


重い体に鞭を打ちながらも、開拓の緊張感・高揚感と共に歩を進めると

「ここは釣れます」と書いてありそうな程のポイントが見えた、、



―――――その時である。




左側からカモが大量の子ども達を引き連れて楽しそうに走って来た。




「いや・・・待って・・・・あ・・・・・あぁあああああ・・・」




―――案の定、


カモの親子たちは全盛期のけんじワールドさながらに大はしゃぎで1級ポイントを瞬く間に潰してくれた。



―――深いため息と共に仕方ないと釣り上がるも、

その後もその親子は我々を先導するかのように上流へ上流へと移動。


おかげでその先は行けども行けども大場所は壊滅的で小場所からポツポツ拾うだけの苦しい釣りとなった。






――――――――――――――――――――――――――――



続いて6月24日――。


先日の苦しい釣りに懲りずに、地図とにらめっこをして新たなエリアの開拓を決行。








草が複雑に生い茂り、途中迷子になりそうな状態で右往左往していると


ズバァーン!!!


とすぐ近くで銃声のような炸裂音。





「え・・・・」(;゜;∀;゜;;)



色々な意味でビビりながら様子を伺いつつ前進。



どうやらこの沢、普段人はあまり入っていないようだ。

サイズは伸びないもののヤマメ達の好反応がコンスタントに続いた。







―――堰堤まで登り詰めて納得。


この区間、、退渓点らしきものが見当たらない。;;;;;


前回も若干無理矢理の退渓ではあったが、今回はその比でない(苦笑)



「そりゃあ人も入ってないわけだw」



そんな事を思いながらも、”下まで降るのめんどくさい”という

不合理な理由で無茶な退渓を選択する我ら。


長い急斜面を、木々の根元だけを手掛かりに腕力で登り詰め、無理矢理突破。


かえって疲れたが、なんとか無事に帰路についた。






――――――――――――――――――――――――――――

7月1日――。

この日は久しぶりの単独釣行。

前にお世話になった沢だが、時間の許す限り上流まで詰めてみる事にした。





相変わらず渓相のバランスが素晴らしい沢である。


何より源流部までずっと林道が沿っている安心感が素晴らしい(笑)




大型の個体こそ姿を見せないものの(そもそも何故かこの沢で大型を見た事が無い;)

さすがにそこはハイシーズン、活性は高く思う存分遊んでくれた。





そしてこの日は今期実践してみようと思った事のひとつ、

”ウェットウェーディング”にも挑戦してみた。


濡れるのを前提にして川に入るので、

入った直後ばかりは冷たさに震えるが

直ぐに慣れ、「もうどーでも良くなる」感じだった。


この日は若干肌寒かったが、日を選べば快適なスタイルには違いないだろう。


ただ、ひとつだけ留意すべき点は「靴」

今履いてる物も水捌けは悪い方では無いのだが、

ソックス内部に水が入る事でシューズ内部の空間には全て水が入り込む事になり、

歩行の際は意外な程ずっしりと重くなる。


普通のソックスウェーダーではソックスが風船状になるため空間が無くなり気にならないが、

ウェットウェーディングを快適にする為には、極端な程水捌けの良い物を選ぶ必要が有ると感じた。

――――――――――――――――――――――――――――

7月5日――。


この日は2度程行ったことのある規模の大きな沢へ朝一番に入渓したものの

あまりにも反応が薄すぎた為(人気河川の宿命)戻りがてらの河川変更。





全く入った事のない河川。


全体的に水温は高く、流れの淀みも多くウグイでも出そうな雰囲気。



「まぁまぁ、とりあえず釣ってみるか」と再スタートを切る。







序盤、ガンガン瀬の脇にあった小さな巻き返しにルアーを放ってみると、、




思わぬ大物が!(;゜□゜;;))






なんとニジマス!!






全く予期せぬ事態に興奮と驚きを隠せなかったが、


この先釣り上がって行くにつれ最終的に納得した。



何を納得したかって?。。。






単刀直入に言うと、、


入る河川を間違えていたのだ(苦笑)



地図をしっかり見て決めたはずが、

実際は思っていた沢と違う沢に入っていた。


この河川の上流にはニジマスの放流されたエリアがある。


そりゃいるはずだわ(笑)


とんだうっかりちゃっかりな釣行となった。




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7月12日――。


この日は午後に私用があった為、近場の河川を選択。


ホームと言っていいの程の近場ではあるが、

中流域は激戦区という話をよく聞く為今の今までほとんど足を運ぶ事は無かった。






実際来てみると、なるほど。


規模こそ大きくはないが、”良い河川”である。


落ち込みからの開きの規模・深さが魚が付くには調度良く、

適度に懐も有る為激戦区ながら個体数も極端に少ないというわけでは無さそうだった。


そして嬉しいのが他の河川と比べても圧倒的に足元が安定している事。

ヌルが殆ど無いのはこの時期大変助かる。






まずは相方のtaruが良型のヤマメを釣り上げ、

その後間もなく私のルアーにも岩魚が跳びついて来てくれた。






taruの釣ったヤマメを見ても思ったが、この河川の魚体は全体的に白っぽく、

シルキーな色味だった。


「魚」!という生々しさよりも、絵画に近い美しさ。

一匹釣り上げる毎に、その美しさに見惚れた。





その後も数こそ多くは無いが、上流域までポツポツと釣果を上げる事ができた。


急斜面を高巻く堰堤越えに苦労したり、

その際に携帯を落としてtaruに拾ってもらったりと

相変わらずうっかりした行動も多かったが、

何よりも地元にこんな素晴らしい沢がある事が素直に嬉しかった。


【おまけ】

古代遺跡の様な堰堤を見つけはしゃぐ頭の弱い子
(私)













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7月22日――。


この日は慣れ親しんだ沢の、いつも行っていた区間よりさらに上流の開拓に挑戦。


いきなりその場所には行けない為、まずは中流域から登り始める。






開始と同時にtaruがヤマメをヒット。

活性は悪くは無いようだ。






この沢の景色はいつ見ても癒される――。











渓に負けない魚体の鮮明さ――。





途中こんな可愛そうな腹ぺこ岩魚もいたが、

コンディションの良い良型も飽きない程度に顔を出してくれた。









――いよいよ問題の区間。


今までは高巻く事は不可能だと思っていた堰堤。


しかし、ここしばらくの開拓釣行でのハードな高巻を経験して来た我々の目には

同じ堰堤でも以前とは見え方がまるで違った。



「これは巻ける」


確信を持って高巻きを挑むと、

今までの諦めが嘘のようにあっさりと実現出来てしまった。










開拓の経験は無駄ではなかった。。


さぁ!いよいよ開拓だ!


気合いを入れ直して再開。





水は少なめだが、ポイントが連続して延々と連なっている。


開きの尻にルアーを放るとわらわらと魚影が集まる――。


ヒット!








案の定。

ここはもう林道も何も無い上流域。

放流魚が登れる魚道も無い。



ネイティブな岩魚達が次々と歓迎してくれた――。








この勢いで更なる岩魚パラダイスに――




―――と、思って進んでみると間もなく・・






切り立った崖に巨木が流れを堰き止め、どん深の通行止めになっていた。


泳げばいけない事もないが、この装備でそれはさすがに無理。


これ以上の遡上は今回は諦める事にした。






一時間にも満たない短い開拓ではあったが、開拓した区間の規模以上に

不可能を可能にできた嬉しさが何よりの収穫となった。








――――――――――――――――――――――――――――






・・・、と


こんな感じです。




えらい長文になってしまいすみませんでした!!(;´д`;;)




記事というよりもはや絵日記ですね(苦笑)


最後まで読んで下さった方、動画を見て下さった方、

ホントに有難うございます;;;;;



猛暑から秋の低活性と、皆さんもこれからますます厳しい闘いになるかと思いますが

良い魚と出逢う為、素晴らしい自然を満喫する為に

精一杯頑張っていきましょぉ~!!!(ノ`O゜●)ノ゛







P.S.


未熟者の我々が最近積極的に開拓を行えているのには実は理由があります。

実は今シーズン、素晴らしいスマホのアプリを見つけたんです。






実はこの「ジオグラフィカ」というアプリ、

圏外エリアでもかなり正確に近い現在地を確認できるのです。


おまけに表示されているのは国土地理院の地図!

等高線や地形・堰堤までわかり易く表示される為、

開拓釣行には心強い味方となってくれます。


もしかしたらとっくの昔にご存知の方も居られるやもしれませんが、

これは個人的におススメです!


ただ説明書きが無いので使い方を習得するまで少々勉強が必要な事と、

起動中の電池の減りが早い点に関しては要注意ですが^^;





~Fin~




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